interview
■30.
G-Ampere
2005年最注目のギターバンド“G-
Ampere”がニューアルバム『moph』を6/16にリリースします。パワフルなギターサウンドと繊細なヴォーカルがかっこいい全7曲入りのアルバム
です。Vo&Gの小原敦博さんにニューアルバムのことをたっぷりと聞いてみました。では、はりきってどうぞ。(インタビュー:藤本実果子)
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G-Ampere『moph』
レーベル: "T"RUST
OVER 30 recordings
規格品番: TOTR-0501
価格:¥1,785(税込)
発売日: 2005/06/16
*タワーレコード全店、及びハイラ
インレコード限定流通作品
01.Teardrop
02.Music For
Sound Sleep
03.Destroyer's
Step
04.大聖堂(カテドラル)
05.Swept Away
06.Starvision
For Sound Sleep
07.水の中で死ぬ
CDを購入する
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--自己紹
介と、メンバー紹介をお願いします。
小原:ボーカルギターの小原です。今日は
一人ですが、他にギターの小佐々(男)、マニュピレーターの近藤(女)、ベースの寺沢(男)、ドラムの土村(女)の男3女2合わせて5人でギターアンペア
をやってます。
--バンド結成のきっかけを教えて
下さい。活動歴はどのくらいですか?
小原:大学に入って一人暮らしを始めた時
に、たまたま小佐々と同じアパートで、お互い音楽やってんだみたいな話になって意気投合して、そのまま一緒に同じフォークソング部とテニスサークルに掛け
持ちで入りました。それが結成のきっかけかな。
--フォークソング部?フォークソ
ングを歌ってたんですか?
小原:いや、フォークソング部って言って
も実際は普通のポップス好きが集まってて普通にロックやらポップスのバンド組んでました。軽音楽部はちょっと怖かったし、フォークソング部は近くにある短
大の音楽サークルと繋がりがあるっていうのもあって。
--なるほど(笑)、それで活動暦
のほうは?
小原:ライブハウスやらできちんと活動し
始めたのは大学出てからだから6年くらい、メンバー固定して頑張ってから4、5年ってとこですかね。
--影響を受けたアーティストはい
ますか?
小原:どうなんですかね?音楽はもちろん
好きなんでいろいろ聞いてるんですが、いざ影響を受けたとなると・・・
--影響を受けたことなんて無い?
小原:いやいや(笑)、そんなこと無いん
ですけど、じゃあレディオヘッドでお願いします。
--わかりました(笑)、ちょっと
なげやりですか?(笑
小原:いやいや違いますよ。ただ音楽って
雪みたいなもんで、雪が降って、その雪が僕の上に落ちて、溶けて、皮膚の中に吸い込まれて、その水分を吸収して、僕の音楽としての成分をつくるって感じな
んです。だからその工程の上で何回もフィルターを通ってるから、これは誰の影響かって判断が出来ないってことなんです。僕の上に雪が落ちない時だってある
し。だから困った時はレディオヘッドって言うようにしてるんです。(笑)、絶対に影響受けてるし。
--なるほど(笑)
--先ほど頑張ってから4年って話
でしたが、軽くその4年間の歴史を聞いてもいいですか?
小原:軽くですか?そうですね、ギター
ポップから入って、音響ちっくな音楽、ハードっぽい音楽と移り変わって最終的に広い意味でポップス。CDを2枚出して、メンバー1人が増えた(*1)って
感じですね。
*1マニュピレーターの近藤は2003年12月
に加入
--本当に軽くですね〜(笑)、
ファーストのミニアルバムはそのジャンルの移り変わりでいうとどこら辺になるんですか?
小原:えーと「Flat」はギターポップ
の終わりから音響ちっくのはじめごろって感じです。
--なるほど
「YellowButterfly」なんてかなりその表現でしっくりきますね、じゃあ2枚目の「I
Think About My Reverb」は音響ちっくな音楽の終わりごろからハードっぽい音楽のはじめ頃って感じですかね?
小原:そうです(笑)、ちょっとハードの
方が比重がつよいかな。そしてポップスになり今回の「moph」にいたるって感じです。
--いま話にも出ましたが、新作
「moph」が出ますよね。その内容を聞く前に前作「I
Think About My Reverb」から今作「moph」に至る経緯を聞いてもいいでしょうか?
小原:なんでも聞いてください。秘密にす
るようなことも無いし。
--前作を出した後にハイラインレ
コード限定でCDを出してますね。
小原:出してます。
--あれはなぜハイラインレコード
限定にしたんですか?
小原:えーとですね、前作を出した後にい
ろいろあって、自分たちでがんばっていきましょうってことになったんです。まあ、よくある話ですが。
--レーベルから離脱したわけです
ね。
小原:えーと、はい、そうです(笑)、
で、ですね、自分たちだけでレコーディングをしてみようってことで3曲ほど録ってみたんです。そんでせっかく録音したんだしということでハイラインレコー
ドさんにお願いしてそのまま限定で発売させてもらったと言うわけです。
--なるほど、あの音源もすごくい
いですよね。
小原:ありがとうございます。
--特に2曲目の「青春文学」がす
ごく良かったんですが、これは今作には入ってませんね。
小原:そうですね、1曲目の「水の中で死
ぬ」が今作に入ってるんで、これは入れないでおこうと。あんまし同じ曲がはいってると、ハイライン限定CDを買ってくれた人に申し訳ないしね。
--なるほど、じゃあこの曲はこの
CDでないと聴けなかったってことですね。
小原:どうだろう、案外次回作にはいって
るかもしれないし(笑)、なんとも言えないです。
--で、今回のmophは”T”
RUST OVER
30 Recordレーベルから出るわけですが、このレーベルとはどのように知り合ったわけですか?
小原:前に入れてもらったスタイラスとい
うコンピを当時担当してくれていた人が作ったレーベルなんですけど、コンピの仕事の後も何度かライブ見に来てくれて。
--そうなんですか。
小原:そうなんです。で、まあ自分たちで
全部やってたし、大人の臭いがするレーベルだったら断っちゃってたとおもうんだけど、一緒の目的をもった仲間って感覚になれたんでお願いしました。
--大人の臭い(笑)
小原:そうです、大人の臭いです。そん時
は自分たちでやってこう!って感じだったんでそういう臭いに敏感だったんです。
--じゃあ今は結構いい環境ってこ
とですかね?
小原:いい環境です。仲間って感覚のまま
です。それがいいことなのか分かんないけど(笑)。
-
-今回のアルバムの聴きどころは?
小原:聴きどころか〜、とりあえず全曲い
いです、過去最高傑作ですってこんなん言ってもダメだよね(笑)
--もう少し掘り下げて(笑)
小原:そうだな、エモっぽい感情を揺さぶ
るような曲から、温かい気持ちになれる緩やかな曲まで、一口にポップスといってもかなり広いジャンルをカバーしている1枚です。でも全体として聞き終わっ
た後には幸せな気持ちになれるような不思議な統一感もあります。
--そうですね、わたしも全体とし
て親近感のような温かさを感じました。それはきっと音楽面での雰囲気の影響もあるだろうし、歌詞での共感できる部分の影響もあるんじゃないかと思います。
小原:ありがとう、そういってもらえると
嬉しいです。
--あとわたしがすごく思ったこと
があって、それはこのバンドは進化してるなってことなんです。
小原:照れるな(笑)
--先ほど言っていたジャンルの変
化ももちろんなんですが、それ以上に音楽として進化してるというのがこのCDを聴くとすごくわかるんです。
小原:ありがとうございます、進化って言
うような大それたものかわかんないけど、僕も似たようには感じてます。
--似たようにって言うと?
K)うまく言えるかな。…さっき僕らの
ジャンルが移り変わってるって話をしたけど、それは僕らの音楽があるジャンルから別のジャンルにシフトしてるってことですよね。音楽ってポップスにしろテ
クノにしろパンクにしろ、どんどん同じジャンルの中でも細分化してるじゃないですか。例えばテクノでもブレイクビーツだアンビエントだドラムンベースだの
いろいろあって、これはテクノが細分化してるって事だと思うんです。でそういう細分化って、もとの音楽に何か新しいエッセンスが加わってシフトした結果生
まれるわけじゃないですか。それと同じように僕らの音楽もギターアンペアという大元の音楽性があって、その上で何らかのエッセンスが加わり新しい音楽へシ
フトしていってんじゃないかなって思ってるんです。
--なるほど、音楽性が変わっただ
けじゃなく、その結果1段階上に入っているってことですね。
小原:そうです。そう思いたいです。シフ
トって言葉は歌詞としても出てくるんですが、まったく同じ意味を込めて歌ってます。
--では続いて曲について聞きたい
んですけど、詳しい曲解説はギターアンペアのホームページに試聴付きで既に書いてあるじゃないですか。かぶっちゃう可能性もあるんですが、何曲かだけ聞い
ていいですか?
小原:どうぞどうぞ。
--ではまず1曲目の
「TearDrop」。この曲を1曲目にしたのはやっぱり狙いがあって?
小原:そうですね、狙ってないって言った
ら嘘になる。やっぱり2年ぶりのCDの1曲目なんで、ガツンとノリのいい曲から入りたかったってのはあります。
--バイオリンの音とギターの歪み
が見事に絡み合ってますね、聴いててすごく気持ちいいです。
小原:ずっとストリングスを使いたいと
思ってたんで、この曲でうまくその思いが昇華されてうれしかったです。
--ビデオクリップもこの曲でとっ
てますが、やっぱりこの曲がmophの代表曲になるんですか?
小原:そうなるのかな?代表曲っていう感
覚ではないけど、押し曲であることは間違いないです。うーん微妙なちがいだ。
--ギターアンペアのHPでの曲紹
介でこの曲の歌詞について書いてありましたが、あれは本当なんですか?
小原:本当です、メンバーの誰かは言えな
いですが男なんで1/3です(笑)。
--それ以上は聞かないでおきます
(笑)。続きまして3曲目の「Destroyerls
Step」なんですが、これは初のダブルボーカル曲ですね。
小原:そうです、初めて近藤がほぼメイン
をとってます。本当は近藤だけが歌う曲を1曲作ろうと思ってたんだけど、ボーカルとしてのちょっとしたジェラシーがわいてきたんで、今回はダブルボーカル
にしました。
--そうなんですか(笑)、でもあ
のポップなメロディーが二人の声でメリハリついてますからね、これはダブルボーカルで正解なんじゃないですか。
小原:ありがとうございます。
--今後はもっと近藤さんが歌う曲
が増えるんですか?
小原:多分増えると思います。これもシフ
トした結果なんで。
--では最後の7曲目水の中で死ぬ
について伺いたいんですが、これは先ほど話したハイラインレコード限定CDの1曲目ですね。
小原:そうです。この曲だけ今回のアルバ
ムに入れてます…ってさっきも言ったか。単純にいい曲だってのもあるし、もう一度録音しなおしたかったってのもあります
--これはけっこう強烈な曲名です
よね。
小原:そうですね、実はかなりどうしよう
か迷いました。もっと丸い曲名にしようかどうか。
--そうなんですか、結局強烈なま
まのタイトルにした理由を教えてもらえますか?
小原:この曲はすごくメッセージ性の高い
歌詞を2回ぐらい僕の中にあるぼんやりフィルターに通して、ぼんやり×2とした歌詞にしてるんでタイトルまで丸くしちゃったらもう何が言いたいかまったく
分かんなくなっちゃうなと思ってあえておっしゃるところの強烈なタイトルにしました。
--アルバムを締めるにふさわしい
曲だと思います。名曲ですよね。
小原:ありがとうございます。って僕今日
こればっか言ってるな。
--レコーディング中のエピソード
などを教えてください。
小原:レコーディングは全体を通してス
ムーズでしたね。ドラム・ベース録りも速かったしギターとウワモノ関係は好きなだけ時間かけれたし。
--いままでのレコーディングと比
べてどうでした?
小原:時間を考えなくっていいってのが一
番よくなったところかな。その分OKラインが高くなっちゃって小佐々は泣いてましたけど。
--四島氏(カラーフィルター・
サーファーズオブロマンチカなど)と米井氏(metrobo)がゲストミュージシャンとして参加してますね。
小原:すごくお世話になりましたよ。僕で
は限界だった壁が2人の協力でその向こう側まで行けたって感じです。
--今後の活動予定を教えてくださ
い。
小原:CD発売後にまず7月上旬に関西を
廻ります。で7月16日に新宿マーズでレコ初イベントをやります。その後は上の方にツアーに行こうかと。
--レコ初ライブ楽しみにしてま
す。
小原:ありがとうございます。で、予定と
してはもう一枚CDを作ろうと思ってます。
--おーすごい!
小原:mophの双子の片割れみたいな感
じで。まあまだmoph出てないんで、ちょっと気が早い気もするけど。
--いやいや、楽しみが増えまし
た。
--では、最後に読者に一言どう
ぞ。
小原:ビールがほんの少しだけおいしく
なったように感じるような、ちょっとした幸せを感じれる一枚です。ぜひ買って聴いてください。買うかどうかわかんないって人は僕らのHPに来て是非視聴し
てみてください。よろしく。ペコリ。
<リンク>
レーベルHP:www.ff.e-mansion.com/~chobichoco
バンドHP:www.g-ampere.com
音源視聴、PV視聴はバンドHPで全曲可能です
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