interview
■27.
cliche
サウンド担当の平出雅人とヴォーカルやな
ぎだの2人による、Acid
Jazz、Latin、Brazil、R&B、音響、歌謡等を基調にした、listening
popユニットcliche(クリシェ)のインタビューです。2002年12月に発表した1stミニアルバムから2年ぶりとなる新作ミニアルバム『an
optimist』が11/19発売。アルバムの話をたっぷり伺いました。では、はりきってどうぞ。(インタビュー:藤本実果子)
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cliche『an
optimist』
セネシオ / XE-0002
/ \1,600
11/19発売
1 : オプティミスト
2 : 月下香
3 : いつでも
4 : にごり
5 : 歌と踊り
6 : ツミビト
7 : 微
8 : 兆し
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-はじめま
して。まずは自己紹介をお願いします。
平出:ヴォーカル以外担当の平出です。
やなぎだ:声(歌・コーラス)担当のやな
ぎだです。作詞作曲は二人とも行います。
-それぞれお二人の音楽を始めた
きっかけはなんですか?
平出:とにかく曲を作ったりアレンジした
りしたかった。でも演奏は得意じゃないんです。なので最近のデスクトップ・ミュージックの長足の進歩にはホントに感謝しています。そもそもDTMなしにク
リシェはありえなかったといって過言ではないと思っております。
やなぎだ:音楽をやってる多くの方が、学
生時代からやられてる方が多いのではないでしょうか。歌を歌うのは元々好きで、勝手に歌をつくって歌ってたりはしてたんですが、それを発表しようとかいう
気は20歳を過ぎてもあまりありませんでした。人に聴かせることをを前提に曲を作った理由がインターネットのオーディションを見かけたときで。当時ちょう
ど「女性ディーバブーム」みたいのが巷で流行っていて、「自分も歌っちゃおう」という安易な気持ちで送るためになんとなくはじめたのがきっかけです。
二人とも結局人間コミュニケーションが下手な
ネットっ子なんですね…。
-そんなお二人が一緒にバンドをや
ることになったのはどういういきさつなんですか?
平出:やなぎだが曲を作ったきっかけと
なった、レコード会社のオーディションで当時仕事をちょっとしていて。
やなぎだ:自分の作ったデモがあまりにも
しょぼかったので、アレンジャーとして平出を紹介されました。そこからずっと一緒にやってたわけでもないんですが、お互い個々で活動しつつメンバーを探し
てたんです。それで流れでといえば流れで、必然といえば必然?
-お二人が影響を受けたアーティス
トはいますか?
平出:たくさんいて思いつきませんです
が、子供のころはYMOとかのテクノが好きでした。クリシェにはあまり反映されてませんが、その辺の影響はかなり受けてると思います。
やなぎだ:反映されていないというか、抑
制させているというか。自分は逆に俗にいうテクノ苦手なんですよ…そういうのが。それでもやはり色としてはでてるのではないでしょうか。前面に「○○
風!!」としてつくるのではなくて、いろんなものを混ぜ込んでいくのがクリシェの音だと思います。
影響をうけたのは、流しで歌を歌ってた父かもし
れません。流しすぎでそのままどこかに流れてしまい、今や音信不通です。そんな大人にはなりたくない、音楽にはかかわりたくないと子供ながらに思いつつ、
今やすっかりどっぷりなので。
-レコーディング中のエピソードな
どを教えてください。
平出:とにかく多方面のお方にお世話に
なって出来たアルバムなので、この場を借りて感謝したいです。前回もでしたが、今回も遅筆というか作業がとろいので、みなさんに大変迷惑をかけてしまいま
した。
やなぎだ:そうなんです…ルーズなんです
よお。期限を設けてもまったく守られなくて。クリエイティブなものだから、時間があればできるというものではないというのもわかりますが、一人で全てを制
作しているわけではない限り、みんなの予定などもありますから。一人が遅れると全部が遅れてしまう。
平出:反省しております。後は音について
いつもおおもめです。そしてやなぎだの言うことはいつもよくわからない。
やなぎだ:音楽的にピンポイントの話がで
きないんです。音のイメージも風景のように伝えることしかできなくて。「深い森の奥から聞こえる鼓動みたいなの」とか。わけわかんないですかね。
-制作期間
中にはどんな音楽を聴いてましたか?
平出:なんだろう。ジャズ以外はなんでも
かんでも聴いてました。でもポップスを制作している反動でプライヴェートでは比較的クラシック系をよく聴いていたように思います。
やなぎだ:「music
a.m.」と「savath
+ savalas」はすごい聴いてました。聴きすぎの反動で生生しいものが聴きたくなって「Milton
Nascimento」とか聴いたり、です。
-今回のアルバムの聴きどころは?
平出:音楽的にいうと、ひねくった和声進
行とこれまたひねくったヴォーカルワークが聴き所です。今回のアルバムはエレクトロな感じも多いので、その辺もよく聴いてくれればうれしいです。
やなぎだ:エレクトロ要素もありですが、
「電子音」と聴くだけで苦手意識がある方も、あまり抵抗なく聴いていただけると思うのです。ありきたりポップスや、胃もたれポップスが苦手な方も、歌入り
ですが胸焼けせずすんなり聴いてもらえるかと。
「間接照明のような」と形容されたことがありま
すが、自分もそうであってほしい。家でだらっとしているときなどにかまえないで手にとれるような。
ひねくれポップスは5、8で発揮されています。
まったりな気分なら3、4、6を聴いてほしいです。
-自主レーベルからのリリースです
が、レーベルを運営していて大変な点や逆にたのしい点など教えてください。
平出:大変なのはやっぱリリースのための
準備ですよね。これは私はあまりやっていませんが。やなぎだには迷惑をかけています。別に自主レーベルにこだわりは全然ありませんけど、うちのユニット音
楽からしてあまり最大公約数的なものはねらえないので、自分たちの好きなことをやろうとしたら自主制作になってしまうのですかねぇ。
やなぎだ:いろいろな準備などを自分たち
でやるので、あるときは内職のおばさまのようにサンプルを黙々と作ったり、電車のって遠方まで出向いて営業マンだったりと、自分はミュージシャンだったの
か忘れてしまいそうになりがちです。
平出と同じで自主レーベルにはこだわっていませ
んが、受身の態勢で待ち続けて何もしないのがとても嫌なので、今は自主でもリリースをしていきたいと思っています。
もしどこかのレーベルでお世話になることが
あったとしたら、スタッフの大変さは身をもって体験しているので、華やかでない裏の部分を見てしっかりフォローしていけると思いますよー。
-初回特典でCD-Rが付くそうで
すね。どんな内容なんですか?
やなぎだ:オプティミストの初回特典とい
たしまして、スペシャルリメイクCD「Learn
To Be An Optimist:An Optimist Remake」をご用意しました。内容は充実ボリューム5曲!一般的なリミックス
とは違い、まったく別の曲に仕上がっています。店舗によって特典のある場合とない場合があるかと思いますのでお手数ですが各店舗にてご購入前にご確認くだ
さい。
-では最後に今後の目標、予定など
を教えてください。
平出:11月28日に東京都の吉祥寺で新
作記念ライヴがあります。いつも関東に収まりがちなので、いろいろ遠征もしてみたいですよね?呼んでいただければ。
やなぎだ:いろんな人にきいてもらえると
嬉しいです。作業スピードが遅いクリシェなので、すぐに次をつくり始めなければです。いつだせるかは未定ですが、まだまだがんばりまっす。
<ライブ情報>
日程:2004年11月28日(日曜日)
会場:吉祥寺BlooMoon
時間:18:00開場 19:00開演
料金:2000円(1ドリンク込)(オプティミ
ストのCD持参のお客様500円引き)
詳細はこちら
<リンク>
クリシェオフィシャルページ:http://www.digi-cliche.com/
オプティミスト特設ページ(視聴あり):http://www.digi-cliche.com/optimist/optimist.html