2007/10/24/Wed

*【INDIESNEWS.COMインタビュー】vol.45 nanocycle

東京のロック系クラブシーンを騒がす、噂の踊れる轟音ギターバンド「ナノサイクル」が10/24にデビューアルバム『something burning』をリリース、と言うことで、メンバーの皆さんにメールインタビューをしてみました。でははりきってどうぞ。



nanocycle『something burning』
AG-041 / ¥2520 / abcdefg*record
1.known
2.marco
3.fragile
4.heron
5.glide
6.folksonomy
7.elliott carnival
8.moving fastball
9.beginning
10.nero
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■自己紹介をお願いします。


maruo:うるさい方のギター弾いたりたまに歌ったりしてます。

ai:ベースひいてたり、うたったりしてます。

yosuke:ドラムのヨウスケです。メンバーの中では最年少です。

toku:シャキーンとした方のギターを担当してますトクです。

shimmy:中学3年生の時、『縦に割れるスライダー』を投げすぎたため肩を壊し、昔からの夢であった『野球選手』を断念。そのルーズショルダーを生かし、高校では『バトミントン部』に入部するも、素振り練習中に肩を壊し、3日で脱退。そんな生活に嫌気がさし酒に溺れるが、一升瓶を持ち上げると肩を壊すので禁酒をする。高校1年の時の初めてのアルバイト(セブンイレブン)でも接客中に肩を壊し、初めて飛行機に乗った時も、離陸の際に肩を壊した。だから、シンセサイザーを担当しております。


■それぞれメンバーの活動歴はどのような感じですか?nanocycleを始めたきっかけは?


maruo:clarisse loopってバンドを4年くらいやってて、それ解散して、歌詞かくのがめんどいから次はインストバンドやりたいなーと思って。んで、クラリスで一緒だったあいちゃんに声かけたのが始まりですかね。変拍子や音階に凝ったインストってのはちょっと疲れるっていうか、聴くのに構えないといけないから、シンプルで歌心のあるインストバンドをやろうと。ちょうどoutput/DFA系なんかをよく聞いてた頃で、これにギターサウンド混ぜたらかっちょいーなー、なんて事も考えたりしてました。今となってはインストにこだわってはいないですけどね(笑)。

ai:いろんなバンドを転々としてました。高校生のときにスピッツがはやってたんですけど、流行ってるアルバムより昔のアルバムのシューって音が大好きでした。でもそのころはなんだかわかんなかったんで、うまく説明できなかったんですが、ある時、まるぴー(maruo)がギターを弾いてるのを見てコレだよコレ!!って思ったんです。あとは偶然が偶然をよんで、まるぴーとバンドをやることになりました。

yosuke:僕の最初の舞台は、YAMAHA教室の発表会で、F1番組でよくかかってるスクエアの曲を叩いた時でした。それから中学の文化祭でペニシリンとかルナシーを、高校の文化祭でメタリカやディープパープルをやりました。未だにHR/HM好きです。 高校の頃からバンド活動を色々やりました。ジャンル的にはサイケとかブルースとか聴きつつ、その内にブリットポップやUSオルタナ、シューゲーザーにのめり込むようになりました。マルオさんやアイさんに出会ったのは、そのシューゲイザー熱を上げ始めた時活動していた、POSTCUBEというバンドを通してでした。そして僕がPOSTCUBEを解散した後に、マルオさんが新バンドを立ち上げるという話を聞いて、ドラムプレイヤーとして、メンバーに立候補した形になります。マルオさんは和製ケヴィン・シールズです。あの轟音を生で聴いたときから、僕はマルオさんのことを敬意を評し、ボスと呼んでいます。ちなみに僕は、メカっぽいのが好きなので、サイボーグって呼んで欲しいのですが、誰も呼んでくれません。

toku: もうバンドはいいかな…と思っていたところ、ほぼ初対面のまるおさんに「ギター弾けるんだ?じゃあバンドやらない?」と聞かれて nanocycle で音を出してみたら、モンゴルの草原のような景色と青い空が見えたので、そのまま馬に乗って走ってみようと思いました。馬ならなんでもよかった。後悔はしていない。

shimmy:隣町に『E7sus4』の押さえ方を知っている奴がいるというので、尋ねて行って教えてもらった。それがマルオさんだった。その時、彼が弾いた『LADY MADONNA』にピアノを合わせた。


■どんなアーティストに影響を受けましたか?

maruo:プライマル、マイブラ、ローゼス

ai:スマパンとか、すかんちとか。でもユニコーンは相当聞きました。

yosuke:ドラムとしては、クリーム、ジミヘンドリクス・エクスペリエンス、ヴァニラファッジ、レッドツェッペリンあたりです。特にクリームのベイカーのドラムは、激しくて暖かいようなリズムで好きです。最近だとクリストファーマグワイヤ(exくるり)とかアヒト(exナンバーガール)が好きです。インディーズだとgreen milk from the planet orangeやcryvのドラムが好きです。と上記のようなドラムが特に好きですが、基本的にどんなドラムにも影響されます。中学でコピーしたルナシーの奥深さが最近わかった気がします。

toku:ギターメソッド的にはレディオヘッドやらに影響を受けているような気がします。 サウンド的にはジョン・フルシアンテ(レッドホットチリペパーズ)やユウ(GO!GO!7188)の音が好みです。

shimmy:AKB48が劇場型アイドルとして成功したのを、もっと評価していいと思う。カウンターパンチとしてはこれ以上ないスタイルだ。こういう事を常に考えるアーティストが好き、NINとかRADIOHEADとか。


■1stアルバムをリリースすることになったいきさつを教えて下さい。

yosuke:ボスがアルバムをつくろう、って言ったからです。僕はナノサイクルの鉄砲玉です。ボスの言うことは絶対です。

ai:そんなわけで、製作されたアルバムですが、その後はYuccaのあやちゃん(品田さん)に相談して、リリースになりました。


■レコーディング中、印象に残ったできごとやエピソードを教えて下さい。

yosuke:本アルバム作成にあたって、レコーディングは2回やりましたが、2回目の時がやや大変でした。少し縦に長いスタジオだったので、ボス(マルオさん)のギター遠くて違和感を感じました。さらに僕だけ暑かったのでパンツ姿で「ボスが遠いよォォォォォ」って汗だくになってプレイしてました。でもみんな笑ってるだけであんまり構ってくれませんでした。


toku:ヨウスケがパンツ一丁で東野に見えて、レコーディングに一段と身が入りました。全て一発録りなので、ウルトラクイズ並みの気力・体力・時の運を使い果たしました。基本的に僕はものすごく水分を取るので、水を2リットル以上飲んでトイレが近くて大変でした。


■曲はどのように作っているんですか?

maruo:だいたい俺が1〜4つのコードをループさせて、そんで全体の大まかなイメージを皆に伝えたら、「せーの」で音だして。後は各々が思い付くままにやって、やいのやいの言いながら詰めてくって感じですね。あと、ライブやクラブのフロアは常に意識してますね。ライブはもちろんなんですけど、毎月第3土曜日に新宿club wireでやってる『bluestars night』って凄ぇ良いイベントがあって、そこでスピンした時に皆が思わず体動かしたくなるような曲にしようと。


■今回のアルバムの聞き所は?

toku:個人的にはM-9 の「beginning」という曲に思い入れがあります。この曲を一発録りで録れた nanocycle はエラいなぁと。

yosuke:曲としては1曲目の「known」、3曲目の「fragile」をとにかく聴いてほしいです。曲の感じを掴んだら、ヘッドフォンでも聴いてみてください。頭の中全体に、大きなフィードバックの波を感じることができるはずです。シンプルなリズムがループ、馴染みやすいギターのメロディ、その奥にある壮大な轟音。 ああ、これはまるで胎動ではないでしょうか。難しいことは考えずに、ただシンプルに、体を曲に預けてみてください。空も飛べるはずです。少し抽象的ですが、聴きどころとして、曲そのものだけでなく、その裏側にあるハッピーを感じて欲しいです。ハッピーは、nanocycleのメインテーマのひとつです。今回のレコーディングは全曲1発取りです。1曲1曲にメンバー全員の息づかいがあります。メンバーは互いの顔を見合わせながら、曲を進めて行きます。CDの中には、単に曲がつまっているわけではなく、そこには、演奏の前後に存在した、冗談のおもしろさ、食べたご飯のおいしさ、昨日の辛さ、明日の楽しみ、そういう諸々のハッピーが詰まっています。現に録音中は、ギターフレーズの良さにニンマリしたり、盛り上げどころを目で合図したり、そういうアナログなやりとりに溢れています。僕は曲を聴くということは、単純にそのメロディやリズムを聴くだけのことではないと思います。その曲が生まれる背景には、必ず作り手たちの思惑があり、また作り手たちに影響を与える様々な環境があり、友達がいて、家族がいて・・・。つまり曲は、作り手(ここではバンド)がどんな生き方をしてきたのかという、生き方のかけらだと思います。そしてnanocycleは、ハッピーなたくさんの要素をもとに、このアルバムを生みました。このアルバムを手にとって聴いて頂ける方には、曲そのものの良し悪しとは別に、nanocycleが放つハッピーを聴きどころに、色々と解釈して欲しいです。その解釈の一つ一つが、またナノサイクルに反映もされるからです。 ナノサイクルとは、単に僕らプレイヤーのことを指すわけではありません。僕らは僕らなりのハッピーをつくり、リスナーのそれを解釈したハッピーが僕らに還る。つまりnanocycleとは、そういったごく小さな循環(ナノサイクル)を生むすべての人のことでもあるのです。聴く人それぞれが、様々なハッピーを生みだしてくれればと思います。ちなみに僕は一番下っ端なので、ボスがこう思ってるかはわかりません。


■今回のアルバムと一緒に聴くといいかもしれないというオススメのCDはありますか?

ai:アルバムと一緒にきくといいかもしれないオススメって難しいですよー。やっぱりrideのNowhereとかでしょうか。自分的に最近聞いてるのはsoundpoolのOn highです。


■メンバーの中で今流行ってる事はありますか?

ジョジョの擬音。


■もし今と違うスタイルのバンドをやるとしたらどんなのがやりたいですか?

yosuke:ヴィジュアル系やりたいです。単純にコスプレしたいのかもしれません。そういえば中学生の時、女友達の家で女装したことを今思い出しました。


■今後の活動予定や目標を教えて下さい。

ai:11/4にHMV渋谷でインストアイベントがあります。その後はドイツのGuitarのジャパンツアーにも出演します。

maruo:来年中にマキシか2ndアルバム出せたらいいなと。

toku:曲を元にした短編映像作品を作りたい。


■最後に読者にメッセージをどうぞ。

製作側、オーディエンス側などひっくるめて、本当に多くの人たちのおかげで、このCDの発売に至りました。そのたくさんの想いが伝われば幸いです。とは言っても、曲もシンプルなので、気軽に聴いてもらえればと思います。



■ライブ情報


●HMV渋谷インストアイベント
2007年11月4日(日)14:00スタート
HMV渋谷 3Fイベントステージ
※HMV渋谷にて対象商品をご予約又はご購入のお客様に先着でイベント参加券を配布致します。
問合せ先:HMV渋谷 03-5458-3411

●Onitor presents”Guitar Japan tour”
2007年11月24日(土) @西麻布 BULLET’S
Ticket :(1,2部各) adv:¥3,000 door:¥3,500 (+1 drink)
1部:18:00-23:00(予)
LIVE:Guitar(Onitor)、mash、nanocycle、Oeil
2部:0:00-5:00(予)
Guitar(Onitor)、Takashi Wada(Onitor)、Solovyev(Onitor)、cryv
DJ:Thomas Venker (Onitor)、Takashi Wada (Onitor)(未定)、ono (DISK UNION)、
chicchi (bluestars night)、manabu (come together)
Organized by : Pnkniz
Supported by p*dis, Third-Ear
BULLET’S: http://www.bul-lets.com/
Information and Ticket: info.guitar.blt@gmail.com

●bluestars night企画(予定)
1月18日(金) @ 新宿MARZ、motion 往来企画


■ホームページ

nanocycle
abcdefg*record


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